ダイアモンドは傷つかない出演:
東映
発売日 2002-08-09
???1980年に早稲田文学賞を受賞した三石由起子の小説を、青春映画の旗手・藤田敏八監督が映画化。ヒロイン弓子役に田中美佐子が抜擢され、大胆なヌードも披露している。
???女子大生・弓子(田中美佐子)は、かねてから憧れていた予備校の中年講師・三村(山崎努)と酒を飲み、酔いつぶれて三村の愛人・和子(加賀まりこ)の部屋に行く。そこで弓子は三村に関る人がすべて傷ついていながら、それぞれの愛を終らせようとはしていないことを知るのだった。
???妻もあり、愛人もいる中年男との半同棲生活を送る女子大生の心理を淡々と描いているが、どちらかと言えば藤田監督の視点は前作『スローなブギにしてくれ』と同様、山崎努演じる中年男に向いている。そのせいか本作品に描かれたヒロイン像は、万人に共感を持って受け入れられるものではないだろう。最後に三村へ別れを告げる弓子の姿も、何やら遅れてきた女性の自立モノのようで、困惑を禁じ得ない。(斉藤守彦)
今ひとつ煮え切らないのが・・・ 2006-04-30
男女の関係なんてのは何でもありで、こういうのもあるだろう。山崎努演ずる予備校教師は昔風に妾を囲っているような感じなのだと思うが、現代の視点から見ると誠に保守的且つ古風である。田中美佐子はちょっと小悪魔的感じがして非常に良い。しかし、ちょっと煮え切らない展開ではある。原作者の体験に基づいた実話というというだけあって、今もやっている本庄・早稲田間百キロハイクも登場し、一時期あそこで教鞭をとった私としては妙に親近感を感ずる。藤田敏八の作品としては、70年代に日活で撮った青春映画が非常によい出来だとおもうが、これも悪くない。「寂しさ」というのがひとつのテーマだと思うが、それをもっとクローズアップして描けるとよかったと思う。
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