愛と死をみつめて出演:
ビクターエンタテインメント
発売日 2006-08-25
壮絶な愛の記録 2006-08-31
このドラマの原作を書いた河野実さんの行動は、正しいと思う。人間は、忘却ということから逃れられることはできない。河野さんが二人で交わした手紙を本にしたのは、ミコという、素晴らしい女性が確かに存在したことを、ミコへの愛が薄れないうちに、心の中でミコが生き生きとしているうちに、多くの人に知ってもらいたかったからだと思う。
このドラマでは、手紙からの情報だけでなく、ミコ、即ち大島みち子さんが残された日記からの情報もふんだんに盛り込まれており、そのため写実性が極めて強く、単なるフィクションなど及びもしない壮絶な愛が、これでもか!というほど繰り広げられている。
ミコとマコの男女の愛、ミコと家族の家族愛、マコと友人の友人愛と、慢性的な愛欠乏症にある人間社会に対して、これほどの愛を示した映画やドラマを私は知らない。人間が求めても得がたい愛を、実話として、そして人間の生きかたの見本として示したのだから、43年前の実話といえど、色褪せることなど無いに決まっている。
白黒映画で吉永小百合がミコ役をつとめた映画もあるが、4時間に亘って描ききったこの作品のほうが、より原作に近く、その迫力も桁違いだ。
このドラマや原作本を非難する人もいるようだが、そういう人は、ただ単にミコとマコに嫉妬しているだけではないだろうか。もし私がマコの立場なら、絶対に同じことをしたと思う。ミコのような純粋で前向きで、あらゆる意味で理想と思える女性と奇跡的に出会い、愛したのなら、その存在を独占せず、広く後世に伝えたいと考えるのは、自然なことだ。人間の生きる力とは結局は愛なのだなと再認識させてくれる、ドラマの金字塔的存在であると思う。
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