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爆裂都市 BURST CITY |石井聰亙

powerd by 楽市360

爆裂都市 BURST CITY爆裂都市 BURST CITY
出演:
東映
発売日 2005-07-21


???近未来、カスタム・カーやカスタム・バイクのゼロヨン・レースとロックに明け暮れる暴力の街。しかし、やがて体制の圧力によって車も歌も取り上げられた若者たちは、たまりにたまった鬱屈を晴らすべく街中で暴動をはじめていく。70年代後半の学生映画の旗手として注目され、「狂い咲きサンダーロード」で時の日本映画ファンの熱い支持を集めた石井聰亙監督が、そのエネルギーを画面に炸裂させたSFバイオレンス映画。ここではもはやストーリー云々ではなく、ただひたすらパワフルな映像と音楽が暴力的に羅列され、観る者を圧倒する。陣内孝則など時のロッカーたちが総出演。またスタッフにも坂本順治、緒方明、松岡譲治など今をときめく面々が参加しており、映画に対する当時の若者たちの怒りや叫びが見事映像に叩きつけられた、若さならではの勢いあまりある「映画の暴動」がまるでモニュメントのように具現化されている。(増當竜也)

これぞパンクだ! 2006-03-24
 ポピュラー音楽の歴史―それはポピュラー音楽の波は、まず下層大衆の喜怒哀楽・欲求不満によって巻き起こされ、それが業界人によって商業主義に取り込まれ、やがて消えゆく。どのような音楽ジャンルも、当初はアンダーグラウンドでサブカルチャーとして始まり、業界によってメインカルチャーとして広まり、後は惰性で過去の焼き直しでダラダラと続くか、陳腐なものへと化していく…。ロックもフォークも、そしてパンクロックも同様の途を辿ってきた。

 この映画が作られたのは1982年。間違いなく日本においてパンク・ニューウェーヴが日本のアンダーグラウンドシーンの頂点にあった瞬間だ。そしてこの映画には当時のシーンを支えていた錚々たる面々が出演している。

 映画の冒頭シーンから登場する町田町蔵。INUの名盤『メシ食うな』を連想させる鋭い眼光で「ウォオオオ!」と叫び続ける。オープニングは無論、ロッカーズのギグである。

 この映画の最大のピークは間違いなく「ワルシャワの幻想」を歌うスターリンのステージを、ロッカーズがジャックするシーン。観衆は暴徒となり、そこへ警察が乱入しカオスと化すシーン。そこへサブステージから豚の頭やら臓器を投げ込む遠藤ミチロウ。本で読んだり噂では聞いていたが伝説は本当だった!!

 この映画を当時オンタイムで見た人は町田町蔵が町田康となって芥川賞作家になるとは夢にも思わなかったであろうし、そして何よりも現在のトレンディドラマなどに出演している陣内孝則の姿など単なる道化師の姿にしか映らなかった筈である。

 この映画を見た後は現在のテレビやラジオで流れる「パンク」と冠がうたれた楽曲など全て偽者に聞こえてしまう。いや間違いなくそいつは偽者だ!


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